会社員であれば、自分で確定申告をしなくても、会社側に必要な手続きをすべて代わりに行ってもらえます。しかし、独立してフリーランスになったエンジニアは、自分で確定申告の手続きをして税金を支払う必要があります。
実際にフリーランスが確定申告について考えていく場合のポイントの1つが、青色申告ができる準備を整えていくという点です。
実は白色申告ではなく青色申告をすることで、最大65万円分もの特別控除が受けられます。65万円分の利益については非課税という計算になるので、支払う税金の負担を大きく減らせるという点を押さえておきましょう。
青色申告で最大65万円分の特別控除を受けたい場合の注意点の1つが、電子申告の活用が欠かせないという点です。
実は青色申告では、電子申告もしくは電子帳簿の保存を行っていない場合、最大で55万円分の控除になります。控除の金額が10万円異なるだけで、税金の負担が変わってきます。
少しでも節税につなげたいと考えている人は、電子申告もしくは電子帳簿の保存を実施して最大65万円分の控除を活用できるようにしましょう。
実際に確定申告を行う場合には、事前に準備が必要な点があります。
青色申告をしたい場合には、事前に青色申告承認申請書の提出が必要です。そして電子申告をしたい場合にも、マイナンバーカードの取得やICカードリーダーライターなどの準備が必要です。マイナンバーカードは発行までに時間がかかるため、電子申告をしたいなら早めに準備をしておきましょう。